プロペシアの副作用
個人差はありますが副作用には気をつけましょう。
【プロペシア(フィナステリド1mg)の副作用について】
プロペシア錠の添付文書には副作用として
肝機能障害
過敏症(口唇腫脹、顔面腫脹、蕁麻疹、発疹)
乳房圧痛
乳房肥大
リビドー減退
勃起機能不全
射精障害
精液量減少などが記載されておりましたが、2011年7月に使用上の注意改訂が行われ、頻度不明の副作用に「抑うつ症状」が新たに追加記載されました。
また、近年の報告ではプロスカー(フィナステリド5mg、日本未承認薬)やアボダード(デュタステリド0.5mg、日本未承認薬)といった5-α還元酵素阻害剤に悪性度の高い前立腺癌が発症するリスクがあるとされています。
この根拠となる研究は1993年から2003年に施行されたPCPT(Prostate Cancer Prevention Trial)という大規模臨床試験で、フィナステリド5mgを9423人、プラセボ(偽薬)を9459人に7年間投与し、両者の前立腺癌の発生頻度を比較しています。
前立腺癌の発見率はそれぞれ 18.4% と 24.4%であり、フィナステリドによる前立腺癌予防効果が認められましたが、癌の組織学的悪性度が高い症例の割合はフィナステリド群の方が多いという結果になりました。
フィナステリドには癌の発生を減らす効果がある反面、癌が発生した場合はその悪性度が高くなってしまうという問題があるようです。
ただし、この研究はフィナステリド5mgを用いて行われており、プロペシア(フィナステリド1mg)は研究対象になっていません。
今後、プロペシアを含む5-α還元酵素阻害剤の安全性については更なる研究と議論が必要であると考えられます。